2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧

精霊のささやき

植岡喜晴監督が84年の8ミリ超大作『夢で逢いましょう』(9月17日neoneo坐で上映)の後、35ミリで劇場公開を飾ったのが『精霊のささやき』(87年)。 主演は、つみつくろう(現・辰巳琢郎)ではなく、つみきみほ。新宿ツタヤではアイドルコーナーでも青春モノ…

neofest2006 EXプログラム

neoneo坐 18:00 約20名 オトコ7:オンナ3 楽しみにしていた、のは事実なのだけれど結局2プログラムしか見られなかった「neofest2006」。言い訳&昔話をして申し訳ないが以前は夏なんてアテネと三百人劇場くらいしか企画・特集上映はなくて海や山へ…

100万ドルを抱いて死ね!(ホテトル天使・恥辱の罠)

アテネ・フランセ文化センター 18:30 約80名 オトコ8:オンナ2 楽しみにしていた『100万ドルを抱いて死ね!(ホテトル天使・恥辱の罠)』。 ビデオ上映でかなり画質が悪かったのは残念。トークで井土紀州氏が本当は『パンツの穴 キラキラ星みつけた…

吸血髑髏船

ラピュタ阿佐ヶ谷 19:00 約15名 オトコ10:オンナ0 「盛夏納涼 和製ホラームービー・コレクション」より松野宏軌監督『吸血髑髏船』。 松岡きっこって11PMのせいか今のカイヤみたいなイメージしか持っていなかったのだが、凄絶なまでに美しかった…

ねじ式映画 私は女優?

アテネ・フランセ文化センター 18:20 約60名 オトコ9:オンナ1 なんだか男性率が高いのが気になったが、プリントぴかぴかで感激。 作品同様楽しみにしていたのがトーク(岩佐寿弥氏と井土紀州氏の対談)。 井土氏のこの時代(撮影は68年)にカメラ…

桶屋&寝耳に水

大変お待たせしました、西山洋市監督『桶屋』と井川耕一郎監督『寝耳に水』の紹介です。画像は『寝耳に水』です。 『桶屋』 目茶苦茶な変容を繰り返しながら、西山洋市は映画を分からないものとして撮り始めている。映画の中に世界全部を詰め込もうとしてい…

銭湯でアニメ上映

この日の朝日新聞朝刊に「銭湯でアニメ上映します」という記事があった。 29日午後一時から世田谷の塩原湯にて。 企画者曰く「映画館も銭湯も、以前は街のコミュニケーションの場だった。(中略)両施設の役割を見直したい」。素晴らしい、全面的に同意いた…

パンツの穴 キラキラ星みつけた!

拙ブログに高校生・中学生の読者がいるのかどうか知らないけれど、 あなたがそうならぜひ見て戴きたい『パンツの穴 キラキラ星みつけた!』。 諏訪湖畔に合宿に来たひと夏の高校生男女を描く宝探しミュージカル。 この作品の中で高校生はもちろん、いい大人…

「夏祭@映美」作品紹介

それでは8月19日(土)「夏祭@映美」の簡単な作品紹介です、ヨロシク!『シアワセ☆ララバイ』 声をほとんど失った紙芝居師を捉えた同監督作品『人生紙芝居』とは全く異なったスタイルが見られる。カタカナ☆タイトルドキュとして『セキ☆ララ』に先駆けた…

小早川家の秋&秋日和

シネマヴェーラ 15:50&17:45 約70名 オトコ6:オンナ4 シネマヴェーラにて小津安二郎特集、初日は『小早川家の秋』と『秋日和』。 喪服姿の原節子と司葉子姉妹が、今度は親子に関係を変えて登場してくる、という素晴らしい二本立てだった。作…

第2回背徳映画祭

LA CAMERA 18:00&20:00 1→6名 オトコ1→4:オンナ0→2 下北沢LA CAMERAにて「第2回背徳映画祭」。 山内洋子監督『エロティック・煩悩ガール』、個人的に女性のセキ☆ララな作品に弱いせいか、とても楽しかった。真利子哲也監督『マスチフ』、…

『月へ行く』紹介文

「積極的に『つくりもの』を楽しむ映画。(中略)それは役者の演技にもあって、ほんものポイ演技ではなく『つくりもの』としての特異なリアリティーで武装して迫ってくるきがするんですよね」 ひさうちみちお (「シネマGOラウンド」パンフレットより) 8ミ…

neofest2006

neoneo坐 21:00 観客2名 監督1名 オトコ2:オンナ1 何だか妙に小忙しで楽しみにしていた「neofest2006」、プログラムがすでに2巡目に入ったところで何とか滑り込む。 まずは小鷹拓郎監督『Dear NOZOMI』。バックパッカーの現地(インドネシア?)…

男だったら&山猫リュシカ

有楽町朝日ホール 17:30 約450名 オトコ6:オンナ4 やはり作品は素晴らしかった。 サイレントで大ウソが成立してしまうのは、無声であることが寄与している。 簡素な仮面をつけただけで(『陽気な監獄』)、あるいは男装しただけで(『男だったら…

鏡の中の野心

ラピュタ阿佐ヶ谷 21:00 約30名 オトコ7:オンナ3 昼間見たルビッチ作品、というかサイレント映画の楽しさのひとつとして、 そんなこと絶対起こる訳ないと判っていても、その大ウソを受け入れられる気持ちになれることがあるのだが、荒木一郎の魔力…

陽気な監獄&牡蠣の王女

有楽町朝日ホール 14:45 約450名 オトコ6:オンナ4 作品は2本とも期待以上に素晴らしかった。しかし文句はある。 新作を紹介することが目的のこの「ドイツ映画祭」で「ルビッチ再発見」という面白いに決まっている2プログラムしか行かない怠惰な…

夜の足跡

これから8月19日の上映作品を徐々に紹介して行きます。 基本的にネタバレは避けていますが段落ごとに危うくなって行きますので、 気になる方はレヴェルに応じてストップして下さい。 ではまず万田邦敏監督『夜の足跡』から。 『夜の足跡』38分/16ミリ→β…

トルブナヤ通りの家

フィルムセンター 19:00 約200名 オトコ6:オンナ4 こっちが仕事しているのに「これから映画見に行く」とか携帯にメールを打たれるほど腹の立つことはなく、それが度を越すと「おなか痛くなっちゃいました」、早退してフィルムセンターに駆けつけ…

キングス&クイーン

シアター・イメージフォーラム 15:30 約25名 オトコ5:オンナ5 アルノー・デプレシャン監督『キングス&クイーン』はboid初の配給・宣伝作品。では以下勝手な憶測です。 デプレシャン監督の過去作品はセテラ・インターナショナルが手がけていたのだ…

ウルトラヴァイオレット

新宿ミラノ2 16:45 約240名 オトコ6:オンナ4 『嫌われ松子の一生』を観ようと思っていたのだが、30分前到着ながら立ち見ですと言われる。 映画の日なんだから冒険しなくちゃねと気持ちを切り替え、面白かろうと思った訳ではないのだがミラなんと…