2007-01-01から1年間の記事一覧

2007年映画ベスト千

2007年は『TOCHIKA』(松村浩行監督)を観た。 神々しいまでの美しさを見せる藤田陽子、不惑の年齢を越えてなお惑う菅田俊、そして主人公たるトーチカは獰猛な孤独ぶりを発揮している。 2008年は『TOCHIKA』が一般公開される年となることを願う。 今年、前半…

刺青

ラピュタ阿佐ヶ谷 19:10 約25名 オトコ7:オンナ3 久々の再見。86分という短さの中に詰め込まれた世界の濃厚さにただうなる。

眠り姫&ホッテントットエプロン−スケッチ追加上映

この日七里圭監督『眠り姫』が上映最終日と言うことでノコノコと打ち上げに参加する。 『ホッテントットエプロン−スケッチ』が3月1日から14日まで、そして『眠り姫』も同じシネマアートン下北沢でのアンコール上映が決定したとのことで何よりメデタシ!

なとりや

みなさん、メリー・クリスマス! とは言え誰も何もくれそうにない。 私はOLではないのだが自分でこの一年頑張った御褒美をギブすることにした。 フランク・ミュラーの腕時計にしようかと思ったが少々予算オーバーなのでブーツに決定。 オシャレではなく、こ…

ザッツ・エンタテインメントPART3&踊りたい夜

シネマヴェーラ渋谷 14:50&16:50 約40名 オトコ6:オンナ4 不勉強にして『ザッツ・エンタテインメント』がPART3まであるとは知らなかったのだが、本編では使用されなかったテイクとか撮影風景の様子などが収められていて、とても勉強になりました。 井上…

岸田森TV作品集

ラピュタ阿佐ヶ谷 21:00 約40名 オトコ9:オンナ1 上映は『帰ってきたウルトラマン(第35話)残酷!光怪獣プリズ魔』、『ファイヤーマン(第12話)地球はロボットの墓場』、『怪奇大作戦(第25話)京都買います』の3作品。 岸田森が脚本も担当した前2作品…

鳳鳴−中国の記憶

アテネ・フランセ文化センター 17:00 約170名(立ち見多数) オトコ6:オンナ4 先日の山形国際ドキュメンタリー映画祭で大賞を受賞した作品の上映とあって会場は超満員。上映前の16時から蓮實重彦氏の講演が予定されていたのだが、氏が開始時刻を一時間勘違…

ここに幸あり

恵比寿ガーデンプレイス 16:40 約80名 オトコ4:オンナ6 めちゃくちゃ可笑しかった。ただこの笑いはヨーロッパ独特のブ厚さに拠っていると思われ、日本人には真似できなそう。

子連れ狼 子を貸し腕貸しつかまつる&ゾンビ ディレクターズカット完全版

シネマヴェーラ渋谷 17:30&19:00 約80名 オトコ6:オンナ4 久々に行ったシネマヴェーラは若者たちで盛況でありました。

おそいひと

ポレポレ東中野 21:00 約40名 オトコ5:オンナ5 撮影・編集・音響、技術的なことに全くノレず。登場する若者たちがやたら親切なのが不気味だった。

牯嶺街少年殺人事件

現在フィルムでの鑑賞は出来ない状態なのでVHSで観た。 チャン・チェンでのアントワーヌ・ドワネルものを見続けたかったとないものねだり。

白昼の襲撃

ラピュタ阿佐ヶ谷 21:00 約30名 オトコ6:オンナ4 みなさま、お久しぶりです。気がついたら3週間近くも更新してませんでしたね。別に風邪ひいていたとか映画観てなかったという訳ではありません、単にサボっていただけです。溜まってしまったので最近の方…

コンナオトナノオンナノコ

池袋シネマ・ロサ 21:00 約30名 オトコ7:オンナ3 冨永昌敬監督には、もうオシャレとか「クスクス笑い必至のユーモア」とか「独特のナレーション」(引用はチラシより)を封印すべき時が来ていると思う。でなければ森田芳光のポジションを継承するかの選択…

柔らかい肌&突然炎のごとく

シネマブルースタジオ 15:00&17:10 約20名→8名 オトコ4:オンナ6 トリュフォー2作品、十数年ぶりの再見を初めて訪れる東京芸術センター2階シネマブルースタジオにて。こちらのスクリーンは新文芸坐よりも大きいくらいの立派なもの。椅子は座り心地良し…

非機械的

アテネ・フランセ文化センター 16:50 約120名 オトコ5:オンナ5 フィルメックスはリッティク・ゴトク監督特集の『非機械的』、スチールとタクシー運転手をコメディタッチで描いた作品という前情報から勝手に『車夫遊侠伝 喧嘩辰』のような感じかとわくわく…

眠り姫

ユーロスペース1 21:10 約25名 オトコ4:オトコ6 同じマンガ原作、揺れる20代後半の女性を描いた、ナレーション使用の映画ということで比較すると『コンナオンナノオンナノコ』より遥かにこちらの方がストロング。12月15日よりシネマアートン下北沢でのム…

脳に烙印を!&ブッダは恥辱のあまり崩れ落ちた

有楽町朝日ホール 10:20&15:50 約300名&350名 オトコ6:オンナ4 04年のフィルメックスで上映された『世界で一番悲しい音楽』がサイコーだったガイ・マディン監督の『脳に烙印を!』。ポップでキッチュで私は好きです。サイレント映画として作られトロン…

接吻

有楽町朝日ホール 18:20 約500名 オトコ5:オンナ5 ようやく観ることが出来た万田邦敏監督『接吻』、会場もほぼ満席でめでたし。作品は共同脚本が万田珠実さんということもあり、『UNloved』の延長線上にあるものと言えるだろう。フィルメックス公式パンフ…

サントゥール奏者

有楽町朝日ホール 18:30 約150名 オトコ6:オンナ4 溜まっている日記は後述することにする、細々した説明をしている暇もない。何しろ上映機会が明日の12:30の一回しかないのだから。 フィルメックスでのイラン映画はダリウシュ・メールジュイ監督『サント…

私たちの十年&東

シネカノン有楽町1丁目 21:30 約230名 オトコ6:オンナ4 SARSの被害を中国で最初に報じたという新聞社の創立10周年を記念して作られたという『私たちの十年』は勿論製作者の意図を汲んだもの。『無用』に先立つアーティスト・シリーズの第一作だという『東…

無用

東京国際フォーラム・ホールC 19:10 千人近く? オトコ5:オンナ5 『世界』の中国国内配給のスポンサーだったというデザイナーを捉えたジャ・ジャンクーの『無用』。出資者への配慮と批判が入り混じる作品でした。

それぞれのシネマ

東京国際フォーラム・ホールC 14:40 千人近く? オトコ5:オンナ5 この日より開幕のフィルメックス、最大定員1500名のホールCがほぼ満席(一部客席使用せず)と盛況なのは結構なことだが、カンヌという他の映画祭が製作した作品がオープニングを飾っている…

いちどは行きたい女風呂

ラピュタ阿佐ヶ谷 15:00 約15名 オトコ8:オンナ2 『巴里のアメリカ人』のパクリ(パロディ?)から始まり、暗黒舞踏団が登場し、撮影は姫田真佐久なのだが、やはりと言うべきかナンセンスコメディの王道を走るのでした。

喜劇 女は度胸

シネマアートン下北沢 15:50 8名 オトコ6:オンナ2 冒頭、作業を終えた労務者たちは街へ繰り出すべく佐藤蛾次郎を先頭に人数に対して狭すぎる湯船に飛び込む。そのオトコたちの裸体がもつれ合う様を観て、この作品が日本というよりアジア映画の傑作である…

タロットカード殺人事件

ル・シネマ1 15:30 約50名 オトコ4:オンナ6 赤川次郎原作の角川映画のような他愛もないお話の内容でしたがスカ・ヨハ好きなのでもちました。 いい匂いのする女の人がいっぱいいて、映画館て素敵なところだと思いました。

反逆のメロディー

ラピュタ阿佐ヶ谷 15:00 約15名 オトコ8:オンナ2 澤田幸弘監督『反逆のメロディー』(70年)であるが、「メロディー」を唄うのは原田芳雄でも藤竜也でもなく佐藤蛾次郎(2曲!)。オートバイを操る蛾次郎、ナチヘルメットを脱ぐと現れるのがアフロの聖子…

ヒミコさん

ポレポレ東中野 21:00 約40名 オトコ6:オンナ4 出資者に対する企画書(出演者、明確なテーマやストーリーなどなど)の不要な自主製作映画ならではの造りでした。映画界ではサブプライムローンの貸出し(金というより映画館という場所として)花盛り。こち…

我輩はカモである

新宿TYUTAYAの半額セールで借りてきたビデオで鑑賞。

盛り場流し歌 新宿の女

ラピュタ阿佐ヶ谷 13:00 約20名 オトコ7:オンナ3 前夜の『番格ロック』の勢いに乗ってラピュタ阿佐ヶ谷「1970−71ダイニチ映配ノスタルジア」より、武田一成監督『盛り場流し歌 新宿の女』。山本陽子のオトコ運のなさが哀しい。 画像はドライブ・イン・シ…

番格ロック

ラピュタ阿佐ヶ谷 21:10 約50名 オトコ7:オンナ3 内藤誠監督『番格ロック』、快作でした。 主人公(山内えみこ)が敵対する女番長(柴田鋭子)は「×××の鷹」と呼ばれている。×××に何が入るか、存分に驚嘆して欲しい(脚本は山本英夫・大和屋竺)。 絵沢萌…