メリッサ・リー!

お待たせ致しました。お待たせ、し過ぎたかも知れません。
ドキュメンタリー作品の発表です。


2001年山形国際ドキュメンタリー映画祭小川紳介賞に輝いた、
メリッサ・リーの『夢の中で』と『愛についての実話』です。


オーストラリア系韓国人二世という立場から、
<韓流>というくくりではなかなか紹介されることのなかったもので、
未ビデオ・DVD化作品です。


『夢の中で』
オーストラリア/1999/韓国語、英語/カラー/ビデオ/26分/日本語字幕あり


朝鮮戦争後、祖国を後にオーストラリアに新天地を求めた両親。
学業と躾けに反発し家出した娘が、7年間の絶縁を経て、
映画づくりの中で、知らなかった両親を再発見した。
実は歌手になりたかった父、映画づくりの現場で大活躍する母…。


『愛についての実話』A True Story about Love
オーストラリア/2001/英語/カラー/ビデオ/27分/日本語・英語字幕あり


韓国系アメリカ人監督についての映画を撮ろうと渡米した監督。
行ってみたらいきなり恋に落ちてしまう。
しかも2人同時に、それも韓国系と日系の2人!
アジア系男性のコンプレックス、韓国系の男たちに対する自分の偏見、
ベッドにまでカメラを持ちこむことの倫理など、
きわどい問題にさりげなく触れながらユーモラスに個人映像世界を展開させている。


作品提供:山形国際ドキュメンタリー映画祭実行委員


雑誌「ユリイカ」2001年11月号・特集<韓国映画の新時代>で、
両作品を見終わったばかりの石坂健治氏が興奮と共に熱く語っているので、
よろしければご参考にどうぞ。