2009-01-01から1年間の記事一覧

突破口!

VHS鑑賞 ドン・シーゲル監督『突破口!』が2009年の締めとなりました。

霧子のタンゴ

ラピュタ阿佐ヶ谷 17:00 約30名 滝沢英輔監督『霧子のタンゴ』(63年)は打たれ弱い女優No.1=松原智恵子の面目躍如な一作でした。

俺たち中国人

ポレポレ東中野 20:00 約20名 『最後の木こりたち』でプロデューサーを務めたというシェン・シャオミン監督の『俺たち中国人』(07年)。 屠畜シーンというのは勿論目をひかれるし、生命力の強靭さに撃たれもする。それだけに安易な使用は危険。 監督は現代…

山中貞雄トークby西山洋市

みなさま、メリークリスマス! ということでプレゼントのお知らせです。 6月にラピュタ阿佐ヶ谷で行われた西山洋市監督による山中貞雄についてのトーク、 こちらをある有志の方の発案・ご尽力により、みなさまの元へお届けすることが出来そうです。 まだ作業…

勝手にしやがれ

DVD鑑賞

戦場でワルツを

シネスイッチ銀座 17:00 約30名 オトコ9:オンナ1 昨年フィルメックスでグランプリを獲得したアリ・フォルマン監督『戦場でワルツを』。 実写で観たかった、てのは言っちゃいけないんでしょうか。

信子&暁の合唱

新文芸坐 15:25&17:10 約80名(3割) オトコ8:オンナ2 清水宏特集より女性のお仕事デビュー2本立て、『信子』(40年)&『暁の合唱』(41年・16ミリ上映)。 『信子』は高峰三枝子が教師になるのだが、女学校が舞台なこともあり(原作は獅子文六)世界が…

コードネームはメルヴィル

日仏学院 18:00 約100名(満員立ち見) 小津安二郎の命日にオリヴィエ・ボレール監督のメルヴィルドキュメンタリー作品。 チラシには掲載されていないが、急遽最終日の19日11時からも追加上映が決まったそうで、 その影響か朝イチから売り切れかと思っていた…

影の軍隊

DVD鑑賞 ジャン=ピエール・メルヴィル監督『影の軍隊』(69年)。 ナレーション好きのメルヴィルだが本作品では、その担い手が二人(リノ・ヴァンチュラとジャン=ピエール・カッセル)いてどうにも錯綜する。どうも意図的に混濁化を計っているように思える…

罪の天使たち

アテネ・フランセ 16:30 約25名 オトコ8:オンナ2 昨年の「フランス映画の秘宝」で見逃した(その後巡回上映すると聞いていたので楽しみに残しておいた…)、ロベール・ブレッソン監督長編デビュー作品『罪の天使たち』(43年)。 修道院長を先頭に殴りこみ…

賭博師ボブ

DVD鑑賞 メルヴィル監督『賭博師ボブ』(55年)を十数年ぶりに鑑賞。

恐るべき子供たち

日仏学院 14:00 約80名 オトコ6:オンナ4 第1回目の上映より観客層が若返ったのはコクトーの威力でしょうか。 そして「英語字幕との告知をしていたが直前にプリント手配がついたので日本語字幕で上映します」というアナウンス。 姉と弟の台詞のバトルが肝…

ある道化師の24時間&マンハッタンの二人の男

日仏学院 11:00 約80名(9割) オトコ7:オンナ3 会場を日仏学院に移してのメルヴィル特集。 まずは『ある道化師の24時間』(46年)と『マンハッタンの二人の男』(58年)という一日一夜を描く二本立て。 アメリカに対する憧れは当然あったとして、いざそ…

イングロリアス・バスターズ

バルト9の7 15:40 約60名(8割) オトコ6:オンナ4 クエンティン・タランティーノの新作は、リーダーが無能でも運があれば任務は遂行されるというお話、だったのか?

リスボン特急

DVD鑑賞 ジャン=ピエール・メルヴィル監督の72年度作品。 原題の「Un Flic」はデカとかポリ公という意味なのだが『リスボン特急』では全く見え方が変わってしまう。

この手紙を読むときは&フェルショー家の長男

有楽町朝日ホール 10:10&13:00 約450名 オトコ7:オンナ3 メルヴィル監督2本立て。 『この手紙を読むときは』(53年)は「メルヴィルが他人の書いた脚本を取った唯一の作品」だそうだが、この脚本(ジャック・デュヴァル)が、決断とその結果、3通の手紙…

行旅死亡人

シネマート新宿2 20:10 約50名(8割) オトコ4:オンナ6(学生多数)

夕暮れのとき

WOWOWで放映されたジャック・ターナー監督作品(57年)。 降り積もった雪に空いた矩形の穴のごとく、爽快に呆気ない作品。

ヴィザージュ

有楽町朝日ホール 17:35 約450名 オトコ4:オンナ6 女性率が格段に上昇してツァイ・ミンリャン監督『ヴィザージュ』。 ルーブル美術館の要請によって撮られたというこの作品、イメージに拠りかかり過ぎとは感じましたが、まあ楽しめました。

モラン神父&ギャング

有楽町朝日ホール 10:50&13:40 約450名 オトコ7:オンナ3 メルヴィル監督2本立て。 『モラン神父』(61年)はジャン=ポール・ベルモンドが女性にチョッカイ出すくせに一線を越えそうになると拒絶する逆ツンデレ(?)神父を演じているヘンタイ作品。 休…

エクスプローディング・ガール

シネカノン有楽町一丁目 21:20 約100名 昨年フィルメックスで上映された『木のない山』監督ソヨン・キムの旦那、ブラッドリー・ラスト・グレイ監督の『エクスプローディング・ガール』。爆弾娘というから冒険活劇かと思いきや、繊細な女子と草食系男子を…

ショックプルーフ

ダグラス・サーク監督『ショックプルーフ』(48年)は先月WOWOWで放映されたもの。 サミュエル・フラーの脚本をスタジオが改変してしまったらしいが、主演のパトリシア・ナイトが良かった。

ボヴァリー夫人

ジャン・ルノワール監督『ボヴァリー夫人』(33年)。 モノクロ作品に英語字幕はかなり読み取りづらく、更にオリジナル版は3時間あるものを117分に短縮したもので流れをキチンと把握できなかったが、エマの子供に対する振る舞いに衝撃を受けた。

パンドラの匣

テアトル新宿 20:50 約60名 オトコ5:オンナ5 冨永敬昌監督『パンドラの匣』。 太宰の小説中最も明るいと称される作品と冨永ワールドはびっくりするくらい合致していた。 川上未映子を始めとする賭けに近いキャスティングも成功していた。

母なる証明

新宿バルト9 シネマチネ 約60名 オトコ4:オンナ6 ポン・ジュノ監督『母なる証明』。 長編4作品目ながら観客動員数を大いに期待される存在として、肩に力入りすぎの感あり。

ハポン

TOHOシネマズ六本木5 20:55 約212名 連夜のレイガダス監督作品で『ハポン』は02年の長編処女作。 今村昌平風カルトムービーといった感じで、何だか懐かしさすら感じた。

静かな光

TOHOシネマズ六本木3 20:00 約100名 カルロス・レイガダス監督『静かな光』(06年)は、ある作品のリメイクを志しているようですが…。

イニスフリー

TOHOシネマズ六本木1 20:50 約130名 ホセ・ルイス・ゲリン監督『イニスフリー』は1990年の作品。 ジョン・フォード監督『静かなる男』(52年)の舞台となったアイルランドのイニスフリーを、作品から38年後に訪れて描くドキュメンタリーということだったのだ…

身分証明書

TOHOシネマズ六本木1 16:10 約130名 スコリモフスキ監督の長編処女作『身分証明書』(64年)。 上映後監督が登場し、映画大学在籍中に撮ったもので、余りフィルムが入手できたらとにかくカメラを廻した、 そのカメラもいつ自分に順番が回ってくるか判らなか…

玄界灘は知っている

シネマート六本木1 13:30 約130名 金綺泳監督『玄界灘は知っている』(61年)は、キム・ギヨンのアクの濃さが十二分に発揮されていた。 製作は監督自身のプロダクションだったが、その規模で戦争スペクタルを撮ってしまうのも凄い。 映像、音声ともに数分間…