身分証明書

TOHOシネマズ六本木1 16:10 約130名


スコリモフスキ監督の長編処女作『身分証明書』(64年)。
上映後監督が登場し、映画大学在籍中に撮ったもので、余りフィルムが入手できたらとにかくカメラを廻した、
そのカメラもいつ自分に順番が回ってくるか判らなかったので、すぐに撮影できるよう自分が主演をした、
一番初めに撮影したのはカフェでトランプをやるシーンだったなどとお話された。


今回のスコリモ作品HD上映だったが、TOHOシネマズのスクリーンの大きさでも良好な上映状態で、
手元にソフトがあったので前売り購入しなかった『不戦勝』と『バリエラ』も買えば良かったと悔やむ(当日券はかなり早い段階で売り切れた模様)。
ただし今回の作品、日本国内版DVDが発売されるとの情報もアリ(だから平日昼間1回上映なのか?)。


スコリモフスキ監督作品が上映されていたのはScreen1で、画面が大きくて一人当たりの席スペースも広いので気づきにくいが、定員が164名しかなくTIFFの上映が行われていたTOHOシネマズ六本木の中では2番目に小さいところ。
何もScreen7(定員644名)でやれとは言わないけれど、百人多く収容できるScreen5(定員265名)でやってくれれば混雑状況はかなり異なっていたと思う。