罪の天使たち

アテネ・フランセ 16:30 約25名 オトコ8:オンナ2


昨年の「フランス映画の秘宝」で見逃した(その後巡回上映すると聞いていたので楽しみに残しておいた…)、ロベール・ブレッソン監督長編デビュー作品『罪の天使たち』(43年)。


修道院長を先頭に殴りこみに行くような救出シーンから始まる冒頭から素晴らしい。
それが閉じた場所から閉じた場所への移動に過ぎない(他の者も閉じた場所に舞い戻って来てしまう)ことが恐ろしい。
メルヴィル作品でもそうだがカトリックの堅牢さが異常を生み出すという、実生活としては御免蒙るが作品背景としては羨ましい世界。