親切なクムジャさん

シネマスクエアとうきゅう 19:00 約100名 オトコ3:オンナ7


本日は<韓流>の聖地=シネマスクエアとうきゅうへ。
ミニシアター発祥の地でもあるのですが、むやみに座席配置が縦長なので、
後ろ半分に座る気にはなれないが、前半分はどうも床が後傾斜している気がして、
なんとも落ち着かない劇場であります。


落ち着かないのにはまだ理由があって、
観客はオトコが大抵ひとりで来ているのに対しオンナ方は複数でご来場、
従って話し声は女性のものばかり、なのであります。


上映前には女子大生と思しき二人組みが、
「あ〜、MOVIXみたいに座席指定にしてくれたらこんな並ばなくて済むのに〜」
「定員なんてどうせ一緒なんだからいいじゃんねー」(→やや意味不明)
「でもあそこもちょっと駅から遠いんだよね」
「もうすぐ免許とれるから一緒に行こうよ!」
みたいな会話をしていてアンチ・シネコン派としては実に落ち着けない。


作品の方も何だか居心地が悪かったです。
脚本も兼ねるスター監督が陥りやすい罠=歯止めがかかっていない、というより、
やりすぎや悪趣味は承知の上で一点突破に賭けたという気がしますが、
アクションとしてもエレジーとしても乗れなかった。
コメディー部分はわりと楽しめましたが、
元ネタ『女囚さそり』なんだから、もっと頑張ってほしかったです。
復讐モノはこれで完結らしいのでパク・チャヌク次回作に期待します。