時をかける少女

テアトル新宿 16:55 約210名 ほぼ満席 オトコ5:オンナ5 
こざっぱりした若い人が多かった


 このところ自主映画ばかり見ていたので、職場(映画とは関係ありません)で話が噛み合わなくなること著しく、危険を感じて細田守監督『時をかける少女』。
いや〜良かったです。私にタイムリープの能力はありませんが、魂入れ替えてちゃんとした大人になるんだ! と思いました。本気です、ぜひ見て下さい。


 魂入れ替えたことだし12日(土)からシネマヴェーラで始まるアニメ特集に通うことにします。しかしここのコピーって誰が考えているんでしょうね? そう簡単に魂が入れ替わるはずもなく私なら、その前の小津特集からどうやって繋がりを持たせるか、映画は実写しか見ないというような層をどう振り向かせるかなどなどコソクな手段を弄するところなのだが、潔いじゃありませんか、「アニメはアニメである」です。しかも次の特集は「妄執、異形の人々」です。次回予告見てお子様たちが泣き叫ぶと思うのだが、それもまた楽しということか、肝が座ってんな、この人たちは。


 ところでおそらく皆さんこの「オトコとオンナの映画秘湯」って私=KWが先頭に立ってやっていると思っていることでしょう。私自身すらそう思ってたくらいだし。でも黒幕は存在しました。


 この日C氏に声を掛けられ映画美学校に行くと若きアニメーション作家2名に紹介された。氏は巧みに8ミリ、16ミリの映写機を扱いながら魔術の如き、いつ果てるとも知れぬトークを繰り広げてゆく。そして最後には氏に全く似つかわしくないロマンティックなアニメーション特集の上映方法を私に囁いたのだった…。


 どうもおかしいとは思ってたんだよね、細々とはいえこんな私が先頭で集団が継続していけるなんて! ああ世の中は何て恐ろしい人たちでミチミチていることか…。