歌麿をめぐる五人の女&三十三間堂通し矢物語

アテネ・フランセ文化センター 16:10&18:00 約50→40名 オトコ6:オンナ4


すでに3週間以上前に観た作品について記しているのだが記憶は薄れることなく、
溝口、成瀬、どちらの作品も素晴らしかった。
素晴らしくないのはアテネのチラシで、二つ折内側(2頁目)の作品尺数に誤記が目立つ。
『浪華悲歌』89分(正しくは71分)、『祇園の姉妹』95分(→69分)、『歌麿をめぐる五人の女』74分(→95分)。


なぜだか裏表紙(4頁目)では正しい尺数が記されている作品もある。
初めは単なる誤記と思っていたのだが、他人の揚げ足とるには慎重を期さねばならないので一応調べてみると、奇妙なことにその数字は「日本映画データベース」と一致していた(コチラなどご参照)。


上述で私が正しいと記している数字は06年10月からフィルムセンターで行われた「溝口健二再発見」のチラシを基準にしている。
『浪華悲歌』、『祇園の姉妹』共に1936年の作品で時代柄、一部消失でもしているのかとも思ったが、「再発見」のチラシにそんな付記はない。
だいたい『歌麿〜』はアテネ・チラシよりも長いし、実際の上映も90分以上かかっていた。
まこと奇妙な不一致・一致である。


ちなみにアテネ・チラシの尺数に最初にツッコミを入れたのは西山洋市監督であって、
この話は7日の日記へと繋がります。