赤い天使&清作の妻

神保町シアター 16:40&18:45 約70名 オトコ6:オンナ4


両作品とも十数年ぶりの再見。
増村保造監督『赤い天使』(66年)はワカゾーにはエグすぎたのか、ちょっと引いた記憶があるのですが、今回観たら最高でした、歳を取るのも悪いことではありません。
ロマンポルノやひさうちみちおに先駆けたエログロの極致、倒錯プレイが惜しげもなく投入されています。交わりを持った男が次々と惨たらしい死を遂げる若尾文子様の死の天使ぶりが凄まじい。


『清作の妻』(66年)はオッサンに解放された若尾文子が同年代の男性と出会いを持ち、という『妻は告白する』(61年)と同工のお話で、今度はアヤコ様がお幸せになられて喜ばしい限りなのでした。


神保町シアター小学館が提携していて、支配人は元三百人劇場の方という情報を得る。