NBF/ONF上映会

アテネ・フランセ文化センター 12:30、16:15&17:55 約130、100&150名 オトコ6:オンナ4


ガチで行った方が盛り上がるだろうとコチラNBF/ONF上映会さんにケンカを売ってみたのだが、お買い上げ戴けずまことにさみしい限り。
指摘したHPでの作品解説は直後に日本語のものに置き換わっていたし、この日早目に到着すると酷暑の中、御茶ノ水駅前でチラシ配布していたし、お客さんもかなり入っていたのでまあ良かったのではないでしょうか。


私が観たのはまずジェラルド・ポタートン監督『キートンの線路工夫』(65年)にジョン・スポットン監督『バスター・キートン ライズ・アゲイン』(65年)。
やはりキートンはバスターにカッコ良かった。
撮影当時70歳のキートンの身体を気遣い、監督は安全策を提案するが頑としてキートンはそれを受け入れない。寧ろキートンの誇りを傷つける安全策の方が危険であると感じ入らせる喜劇王、恐るべし。


次はドン・オーウェン監督『誰もさよならを言わない』(64年)。
パンフレットの作品解説によると「ダイレクト・シネマの手法を用い、劇映画を制作した」という現在だったらヤメトケとしか言いようのない方法に基づく。これで成功させられるのは本当に才能に恵まれた方のみ。


そして最後がピエール・ペロー監督『目を覚ませ、わが良き友よ』(70年)。
大いに期待していたのだが、背の高い方々が私の前3列に渡って座っているという鉄壁のディフェンスを敷かれ、画面下部に表示される字幕ほとんど読めず。こりゃ完璧に呪いをかけられたね。
ならば同時期に小川紳介三里塚シリーズを、土本典昭水俣病を各々自前で撮っている訳で、お国の映画制作機関で撮っている奴らなんか、と最後まで毒づいておく。