アンナと過ごした4日間

TOHOシネマズ7 20:15 約550名 オトコ6:オンナ4


17年ぶりの新作を携えてやって来たイエジー・スコリモフスキ監督は比喩でなく詩人であり画家でありボクサーであったのだが、私はボクサーとしての能力にとりわけ驚嘆した。
つまりフェイントの使い方、ジャブの出し方、相手パンチの避け方、フィニッシュブローに加えて魂の在り方まで、あまりにブラボーで上映中に拍手したかったくらい。
観ていない方には何を言いたいのかさっぱり判らないと思うから、すべてを投げ出しても観て欲しいと思ったのだが2度目の上映もすでに終わっていました。


仕方ありません。こうなったらスコリモ監督が現在製作中という『アメリカ』(スーザン・ソンタグ原作/コチラご参照)と共に日本にやって来てくれて、来年の東京国際映画祭で大特集が組まれるようにひたすら祈りましょう。