不沈艦撃沈

昨年1月、フィルムセンターのおかげで一部鑑賞していたマキノ雅弘監督『不沈艦撃沈』(43年)が寄贈ビデオに入っていたので見た。
海軍省後援の国策映画ながら、海軍の要請を受けて100%増産となった工場の労働者が、金があったって使う暇がなきゃ意味なしと仕事をサボッて酒飲みに行ったり、若年労働者の兄(お百姓さん)が「金の使い道を心得ない若造にこんな大金渡してどうする!」と工場に怒鳴り込んで来たりと、とても豊かで滅法楽しかった。