2009-05-16 東京人間喜劇 DVD鑑賞 飲み会で同席したご縁からDVDを送って戴いた深田晃司監督『東京人間喜劇』。 「白猫」、「写真」、「右腕」という三部からなる140分の作品は、登場人物たちが忘却・喪失をバトンタッチしながら語り継がれる。 悲劇であってもおかしくない物語は、ある乾きを伴っていて奇妙な味わいを残す。 「人間喜劇」というタイトルはバルザックに負っていて、深田監督には『ざくろ屋敷』というアニメーション作品もある。 そこで声優を演じた劇団青年団(主宰:平田オリザ氏)の方々とこの『東京人間喜劇』でコラボ、 という具合に一貫性を保ちながら姿を変えてゆく深田晃司氏に注目してゆきたい。