怪奇猿男&麻瘋女

シネマート六本木4 18:20 約120名 オトコ7:オンナ3


自分でも呆れるくらいご無沙汰してしまいました、ほぼ一ヶ月ぶり。
もちろんこの間も映画を観ていなかった訳ではないので、駆け足で穴を埋めて行きます。
まずは東京国際映画祭より、馬徐維邦監督『怪奇猿男』(30年)と『麻瘋女』(39年)の2本立て。


2本ともフィルムセンター所蔵作品とは知らなかったので、個人的な国際映画祭オープニングとしてちょっとショック。
サイレントの『怪奇猿男』から9年後の『麻瘋女』ではトーキーになっただけでなく技術・スケールがジャンプアップ。
麻瘋とはハンセン病のことなのだが、溝口健二(1898年生、馬徐維邦は1901年生)だったら、もっとこの主人公の女性が悲惨な目にあったのだろうな、などと思いました。