Dr.パルナサスの鏡

新宿ピカデリー1 16:30 約400名 若者多し


シネカノン民事再生法の適用申請を行ったこの日、テリー・ギリアム監督『Dr.パルナサスの鏡』。
何かのサービスデーだったけ、と思うほど3Fチケットロビーは若者たちで大混雑。
考えてみれば10スクリーン分、定員2千名以上のチェックインをワンフロアで行っているので、そりゃ混雑する。
客の立場からすると全く効率的ではないが活況は呈する訳で、このやり方は賢い。


主人公は特殊能力を持ちながら不死に苦しむパルナサス博士なのだろうが、ついついヒース・レジャーの死後、その役を三人の俳優が引き継いだ興行師の物語と受けてしまう。
その上作品外のことにも思いを馳せながら観るのは立派な態度ではないだろうが、奇妙に充実したひと時を過ごしたのだった。