ミリオンダラー・ベイビー

  新宿ピカデリー1 13:00 約140名 オトコ4:オンナ6 年齢層高し


クリント・イーストウッドがどーであるとか、
ボクシングを前面に出すと却って若い女性に敬遠される可能性があるので、
作品については多くを語りません。どうか観て下さい。
ご友人や知人をお誘い併せの上、という常套句も控えます。
連れに涙を見られたくなければ、おひとりでどうぞ。


とこれだけでは余りに無愛想過ぎるので、
今回はタイムテーブルについて日頃つらつら考えたことを記します。
うちのスタッフのOL様から、
「ったく平日の昼間っから映画観て〜!」と叱られる私ですが、
サービス業に従事していて土日働くこともあるので(平日が休日)、
全くいわれのない非難であります。
怖いので口答えはしてませんけど。


それはともかく日本における標準的なタイムテーブルは
作品の長さ(上映時間)にもよりますが、
11:00 13:30 16:00 18:30
(本編2時間、予告編と入替で30分 21:00終映かレイト開始)と思われます。
平日の上映1・2回目メインターゲットは中高年、
3回目が学生・フリーター、4回目が社会人となります。
ところが件のOL様が仰るには18:30は早すぎるそうです。
会社を出られるのが18:00ころ、移動時間と一服(腹ごしらえ)を考慮すると、
どんなに早くても19:00、ベストは19:30、
20:00でも許す! とのことです。


「だったら21:00からのレイトショー観れば?」と言ってみたら、
次の日の仕事と帰りの夜道を考えると23:00の終映は「ヤ!」だそうです。
ワガママだなーとお感じになるでしょう。
その通りです。でも耳を傾ける価値はあると思います。


現在のタイムテーブルは中高年(主に主婦)のランチタイム
に基づいて設定されていると考えられます。
これが社会人がレストランから引き上げる13:00で、
上映1回目を観てからランチを採り、仲間と映画についておしゃべりする、
あるいは食事をしてから映画を観る(=2回目)、です。
いずれも家に帰ってから夕飯の支度を出来るようになっています。
確かにこの設定は正しい。


おかしいのはディナータイム(以下夕飯)の設定です。
これが18:00と早過ぎるのでなぜか私が文句を言われる破目に陥る。
一時間遅らせればいいのです。
レイトの開始が22:00になってしまう、とか、
入替時間を余分にとるとその分バイトさんの人件費がかかるとか、
劇場の方にとっては色々問題はあるでしょう。
知恵を絞って解決して下さい、期待してます。


別に他人事として無責任に言っている訳ではありません。
私たちも2月の上映会では休憩時間が短過ぎたり、
上映開始が遅れたりで、お客様よりお叱りを受けました。
各方面から叱られてばかりで割に合わない気がしますが仕方ありません。
(お客様にはゴメンナサイでした)


気を取り直して行きましょう。
普段私は上映3回目を愛用しているのですが、
今日は次の講義に参加するため2回目を観たのです。