『ファララ』&『優しい娘』

映画美学校 16:00〜 約30名 オトコ6:オンナ4


本日は結局アビ姐さんでも科捜隊でもなく直前に情報の入った、
塩田明彦初期作品集へ足を運びました。
どっちがどうというより19時から仕事の送別会があったので、
それまでに終わるもの、という消極的な理由ではあります。


初めて上映会をした模様で運営は素朴さに充ちていて微笑ましかったです。
前説で拍手が沸き起こった上映会は初体験でした。
直前の告知にもかかわらず、一杯入っていた(席数40)ので良かった!
私たちも初心を忘れずに精進しようと思いました。


ちょこっと作品について。
単純な私は自主映画界で伝説的な作品である『ファララ』よりも、
『優しい娘』に腰を抜かしました。
50分全編、これ森の中でのお話。
登場人物どうみても日本人ながらマリアとかアンナとか呼び合っている!
萩尾望都先生原作なのか? とも思ったが、どうもそうでもない。
82年に『優しい娘』がぴあフィルムフェスティバル準入選、翌年に『ファララ』が入選、
とのことなので上映とは逆の制作順と思われます。
フツー処女作(に近いもの)でそんな冒険するか〜?
(『ファララ』は主に立教大学で撮影していました)


前日、西山洋市映画祭にて高田馬場における〈町内映画〉理論を伺っていたので、
なおさらこのブッ飛び加減に脱帽致しました。
やはり塩田明彦氏はタダ者ではありません。