リンダリンダリンダ

シネセゾン渋谷 11:30 約180名 オトコ6:オンナ4


本日もまたぞろ二日酔いにつき一発気合を入れに朝から『リンダリンダリンダ』へ。
韓国からの留学生を急遽ヴォーカルにする、
その役をペ・ドゥナにする、と決まった時点で勝負ありましたね、
おめでとうございます、山下敦彦監督!


後はしゃらくさいこと言っても始まらない!
もぐら叩きは少年少女映画の鬼才=相米慎二を追悼するものであるといったゴタクや、
台詞はアドリブっぽいけど「パンツ見えてるよ」以外は、
すべて綿密なシナリオに書かれていたものだといった内幕や、
ペ・ドゥナ現在25歳ですけど、などと言うしみったれたイチャモン、
私も高校時代はバンドやっていて文化祭では客から上履き投げつけられたな〜、
と言ったオヤジの懐古話も全て無駄です。


とにかく駆けつけよ、さすれば暑さもアルコールも吹っ飛ぶであろう!


ところで。
帰りにビデオレンタル屋の寄ってみたら『リンダリンダリンダ』の、
メイキングDVDがカウンターで無料貸出しされていました。
え?
公開が23日(土)からなんで当然まだ本編DVDは出ていません。
メイキングって見終った人が見るものじゃないの?
しかしすでに金を払った人にサービスするというのは、
資本主義の原則からしてアリエナイ。
んじゃ長ったらしいCMってこと?


むーん、冒頭のような発想の時点で勝負あったというような、
物言いが一番イケナイ。
地道な計算と実行がヒットの秘訣というものです、勉強になりました!


そう言えばVオリ(Vシネマ)や企業PV市場が縮小して、
自主映画作家のステップとなる場がなくなるという発言をしましたが、
このメイキングのようにDVD特典という場が拡大しているそうです。
失礼しました、道はあるものです。