上海の月&秀子の車掌さん

国立フィルムセンター 16:00 約290名 オトコ7:オンナ3


本日成瀬巳喜男特集に復帰。
『上海の月』は<テロ撲滅>といったテロップがラストでがんがん出てくるのだが、
中国人スパイ役の山田五十鈴が美しすぎるし、
現存するプリントが半分以下で意味不明部分があるので、
なんだか本気で反対しているようには思えなかった。


『秀子の車掌さん』は倒産しそうなバス会社を救うため、
デコちゃんが頑張るのだが、実はすでに売却が決まっていた、
という日々動員に心血注いでいる私には涙なくして見られない作品でした。


しかし下で「ポーランド映画 昨日と今日」が、
ご近所で「ドイツ時代のラングとムルナウ」がやっているのにほぼ満席と成瀬強し。
ただ数字的には280名前後と変わらないわけで、
定員が750名の朝日ホールだからスカスカ感がしてしまう、というのはあると思う。
ただどちらも女性率が低いので今ひとつココロ踊らないのもホント。