フォーゲレット城

有楽町朝日ホール 18:30 約250名 オトコ7:オンナ3


本日ようやく「ドイツ時代のラングとムルナウ」へ。
入りはあまり良くないのだが、なぜか(だから?)友人・知人多数。
なぜルビッチはやらないのか? という私の疑問に対して、
生年が違うからと作品が多すぎるからの二説がすかさず寄せられる。
帰宅してから調べてみるとムルナウ1888年生、ラング=1890年生に対し、
ルビッチ=1892年生だったので、これが理由ではないと思われる。


確かに10日間(9月10〜19日)で行うには作品数が増えすぎるが、
ルビッチを加えれば動員数も客層も変わると思うので、2週間上映するとか、
せめて「なみおか映画祭」で昨年上映された『花嫁人形』と
『田舎ロメオとジュリエット』(ロミオではありませんでした。9月9日分訂正)
だけでも上映してくれれば良かったのにと感じる。


まあこれは11月にアテネ・フランセで行われる特集、
「ドイツ映画史縦断 1919−1980」に期待することにしましょう。


生演奏付きでムルナウを見るなんて最高のゼイタクだとは思う。
ピアノのアリョーシャ・ツィンマーマンはちょっとポルトガルの監督、
ジョアン=セザール・モンテイロに似ていて、
これで「これから私が本当に悪いことをお目にかけましょう」
とか言ってくれれば最高でした。


入場料金が高いという意見をよく聞く(当日一般演奏付2200円、無し1800円)が、
演奏付きはむしろ安いくらいで、無しが高すぎるのだという友人の意見に同感。
1400円くらいが適正価格だと思います。