石井輝男追悼上映会

eigahitokw2005-10-01


グリソムギャング 17:00 約20名 オトコ8:オンナ2


本日は映画の日で新作ロードショー千円均一だというのに、
小田急線に乗ってはるばる読売ランド前まで行って、
1960年度作品に1800円(献杯酒代込み!)払うというのは、
自分でもトンチンカンかなとは思う。


前回に引き続き追悼上映、今回は石井輝男特集なんですが、
これまた熱狂的なファンという訳ではありません。
こちらのグリソムギャングさんを一回訪れてみたいと思っていたからで、
ちなみにこの名はロバート・アルドリッチ監督『傷だらけの挽歌』
の原題に基づくと友人に教えてもらったんですが、ともかくゲストが豪華!


今回は脚本家の桂千穂さんや元大井武蔵野館支配人の小野善太郎さんなど、
石井輝男監督自身も昨年11月の特集に訪れたそうで、
その際のトークの様子も今回上映されました。
来週の『宇能鴻一郎の濡れて打つ』ではなんと山本奈津子さん!に金子修一監督。
http://movie007.hp.infoseek.co.jp/


今時のDLP上映ではなく35ミリ上映というのも嬉しいが、
この映写会場の隣がバーになっていて、
上映後ゲストと交流会があるというのが何とも素晴らしい。


この日のトークでは当時助監督についていた山際永三さん、青野暉さんから、
シリーズ第4作『セクシー地帯』では銀座で隠し撮りをすることになったが、
軽量のアリフレックスカメラは借りられずに60キロあるミッチェルを肩に担いだとか、
石井輝男監督はジャン・ギャバンの『望郷』が本当に好きで、
お陰で神戸にカスバを出現させてしまった、など色々面白い話が聞けました。


上映された『黄線地帯』もハイヒールやメモを記した百円札が行きかう様とか、
小道具の使い方がユニークで楽しかった!
新文芸座でも29日から追悼特集をやるようです。