おまえの勝手にしやがれ

VIRGIN TOHO CINEMAS 六本木ヒルズ6 21:35 約120名 オトコ6:オンナ4


本日は東京国際映画祭2発目で韓国映画『おまえの勝手にしやがれ』(91年)。
ゴダールの『勝手にしやがれ』の精神的リメーク、だそうですが、
まあ<精神的>というところがミソですね。


現在の洗練された<韓流>にはない濃い味が楽しめるかどうか。
昨日の『細い目』同様、オトコは死んでオンナは生き残り、
オトコばかりかオンナも裸になっているのですが、
万人にオススメするタイプの作品ではありません。


それではこの映画祭に対する文句を始めましょう。
まず公式パンフレット及び「アジアの風」カタログですが、
売り場にサンプルというものが存在せず、オールラッピングです(六本木会場)。
欲しけりゃ黙って買え&汚すなよ、てなオタカイ雰囲気で実にヤな感じ。
映画産業って監督業も含めサービス業だと思うんですけどね。


でも大丈夫。再開一周年を迎えた近くの青山ブックセンターへ行きましょう。
ここに両方とも揃っていて、もちろん閲覧可能です。
上映作品数の多い映画祭の公式カタログなんてそんなものかも知れませんが、
データの羅列のみインタビュー・論文なしで私は1500円の価値もなしと判断しました。


一方キネ旬発行の「アジアの風」はさすがに<商い>ということを理解していて、
天宮まなみさんのインタビューなど掲載されていたので、
1400円出して購入いたしました。
ただしスタッフは監督のみ、キャストは主演クラスだけの表記、
各作品紹介はタダで配っている上映スケジュールとほぼ同じ3行だけなので、
データとしては全く役に立たない代物です。

英文(原文)付きとは言え、適正価格は1000円でしょう。
いや、値段ではありませんね。
プロとしての基本的作業を求めます。
まだまだ文句は尽きることなしなのですが今日はここまでにします。