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VIRGIN CINEMAS 6 21:10 たぶん160名くらい オトコ?:オンナ?



今回の映画祭で一番観たかった作品なのに売り切れで観れずじまい。
売り切れ表示の作品も何度か観たが、いつも1割以上空席がある。
全席指定でチケット販売するからこんな事態になる訳で、
他の日に出直せばいい通常興業ならともかく、
2、3回の上映機会しかない映画祭では絶対に自由席するべき。


なんなら売約済みの席には座らず、立ち見だって構わないのに定員オーバーだと、
万が一のトラブルが発生した時に保険が下りないからであろうか絶対入れてくれない。
席が確保されているという安心感、ではなく油断から遅刻者多数、
通常興業のように予告編上映という猶予はないので本編が始まってから、
律儀にかつ遠慮なく自分の席を探し求めるので、鬱陶しいことこの上ない。


確かに便利であることは認めます。
しかし何といっても不可解なのは劇場側が自ら儲けの機会を放棄している点です。
これは<商売人>のする行為ではない。


いわゆるシネコン方式と呼ばれるこのシステムを作ったのはハリウッド・メジャーで、
断じて彼らはアホでもマヌケでもありません。
彼らの考えでは映画館はショーケースであり、そこにあるのは見本。
だからそこでは資金回収や利益はなくてもいい。
むしろより多数の品を展示することが目的なのでロングランも無用。
彼らにとって利益を生む商品とはDVDです。
劇場で見逃してくれて大いに結構、DVDをお買い求め下さい、です。


ショーケースなんで自分たちの直営館を残して、
あとは潰れてくれるのが望ましいのですが、
本国では劇場組合の力が強くておおっぴらには出来ない。
韓国はスクリーン・クォーター制を維持して、たやすく言うことを聞く国ではない。
大人しく言うこと聞いて、便利さに飛びつく国が実験台には最適です。
これは私のオリジナルな妄想ではなく映画美学校というところで教わったことです。


映画祭の目的とは何よりひとりでも多くの観客に、
触れる機会の少ない作品を見てもらうことのはず。
運営的には赤字=各種助成金頼みでしょうが少しでも自前=入場料収入は増やすべき。
入場出来なかった客が当該作品DVDを購入しても映画祭の収入にはならない、
はずですよね、違う? アフィリエイトでもやってるの? キックバックあり?


どうにも私の理解を超えております。
何を目的に作られたシステムか何も考えずに使っているならアホでマヌケです、
がそうとは信じたくない気持ちでいっぱいです。
この話しはまだ続きますのでデータだけ記した過去日記分を遡って埋めつつ、
続けたいと思うのでよろしくです。