TAKESHIS’

新宿ピカデリー3 16:20 約90名 オトコ6:オンナ4


日は賛否両論と話題の『TAKESHIS‘』。ちょっと心配だったんですが良かった!
お客さん結構入ってるし、しかも若い。


高校生3人以上で入場料1000円という高校生友情割引ですが、
「なんでガイジンなワケ〜?!」と激怒する女性とそれを宥める連れの男性カップ
には何度かお目にかかっていたものの、実物には遭遇したことがなかった。
今回初めてそれに違いない男子3人組がいたので近くに席を取る。
何かお怒りの様子で席をお立ちになる方も数名いる中でウケてました3人組。
そのツボは私と違っていましたが。


更に上映後、うかつに外に出ると煙草吸えないので劇場喫煙所で一服していると、
「意味わかんなかったけど面白かった! 頭使っちゃイケナイんだと思う!」
と推定22歳の女性が連れの男性(25歳)に向かって熱弁ふるってました。
ふたりはまだ付き合い始めていないと感じられました、余計なお世話ですが。
なおこの女性の発言の正しさは「Invitation」11月号の、
京野ことみインタビューにより裏づけされています。


少しだけ頭を使うと今までの北野映画では一歩退いた存在の女性が、
この作品中では異なった様相を見せています。
相田冬二氏はそれを「男の同伴者」と表現していますが、
急にしゃしゃり出てきたり(岸本加世子)、くっついてきたり離れたり(京野ことみ)で、
単純に「同伴」している訳ではなく、うまく言葉に出来ない、その感じが新鮮でした。