トロピカル・マラディ

国際交流基金フォーラム 14:30 約240名 オトコ6:オンナ4


ご無沙汰してしまいました。会場で出くわしたウチのスタッフにも、
「あれ、入院してたんじゃないの?」と言われるテイタラク
幸か不幸か身体は壊れてませんがPCがクラッシュしてしまい、
復旧に追われていました。


なんとか立ち直ったのでボチボチ始めます。
さてアピチャートポン・ウィーラセータクンの『トロピカル・マラディ』、
実は釜山映画祭で一度触れているのですが、
原因不明の高熱のため薬を服用+英語字幕、加えてビールに焼酎を戴いていたので、
前半部で敢なく沈没、後半部は復活したものの再挑戦の機会を伺っていたのでした。


それでも未だ上手く語ることが出来ないでいるのですが、
ひとつアピチャートポンは映画と相性が悪いとされているオートバイを実に魅惑的に撮る。
スピードがいわゆる疾走とは無縁の緩やかなものであること、
私のあてにならない記憶が正しければ多くの場合二人乗りであること、
がミソだと思うのですが、まだ私には言い当てることが出来ない隠し味があると感じます。


この上映、途中でビル全体のトラブルにより一部照明が点灯しました。
このトラブルへの対処法が素晴らしかった。
まず石坂健治氏が前に出て事情説明ならびに謝辞を入れる。
次にトラブルが発生した時点までフィルムを巻き戻して再上映。
そして終映時にご招待券の配布。
不定期上映の独立行政法人だから可能、というのはヤボで、
立派な対応だったと素直に思います。