ベルリン・シャーミッソー広場

アテネ・フランセ文化センター 17:30 約100名 オトコ7:オンナ3


さて御茶ノ水に移動してルドルフ・トーメ監督の『ベルリン・シャーミッソー広場』。
「ドイツ映画史縦断」、通おうと思っていたのに結局来られたのはラストのこの一本のみ。
中年男の身勝手さと哀しさを映し出した本作は、
唐突な幕切れが場内に困惑の空気を生み出していました。


とは言ってもアテネ常連組なら、この程度で動じるほどではありません。
この特集に通っていた知人によると、
七割客席が埋まっていたこの回が入っていない方だという盛況ぶりだったそう。
反応具合から見ても映画自体よりドイツに関心がある方が結構足を運んでいた模様。
ただし「イタリア映画祭」と異なり見た目で区別がつくという訳ではありませんでした。


さて次の作品には間があったので制作に携わっている友人・知人と軽く食事。
大人しく彼らの意見を拝聴していると、
「酒ばっか飲んで黙ってるけど、また何か悪だくみしてるんでしょう〜」、
と突っ込みを入れられる。
酒と悪だくみは私の二大生き甲斐なので止めろと言われても出来ない相談だが、
やはり自分ならどのように撮るか、という問題意識が常に働いているせいか、
画面を見つめる気合が違うなあ、と感服しておったのですよ、ホントに。