喜劇 冠婚葬祭入門

フィルムセンター地下 約70名 オトコ7:オンナ3 年齢層高し


<松竹映画探索 1960−70年代>、いい企画だと思うし作品も実にシブイのだが、耳にしていたように、それほど入っておらず年齢層も高い。『ALWAYS三丁目の夕日』(東宝)にあやかってちょっとずれるが<昭和30−40年代>とすれば良かったのかもしれない。
冒頭と終幕に原作者の塩月弥栄子様が登場されて口上を述べるというスタイリッシュな構成、そして劇中の展開に落語を絡めていくという造りは『タイガー&ドラゴン』の脚本・宮藤官九郎がパクったに違いないのだから、若い世代もオールドスクールを大いにリスペクトして頂きたい。
実際、終映後の喫煙所では若いカップルが「ありえねー」を互いに連呼しながら大いにウケておりました。若くない私も、ちあきなおみの登場にはのけぞりました。