巨人ゴーレム

フィルムセンター大ホール 19:00 約300名 オトコ6:オンナ4


ドイツ・オーストリア映画名作選、2発目は『巨人ゴーレム』。今週の土曜にもう一度上映されるのでネタバレしないように書いてみようと思う。


巨人というので、どれくらいデカイのかと期待していたが、とてもビックリした。髪型には戦慄すらした。ゴーレムが『大魔神』の原型だったと後で知り驚いた。この作品はサイレントで伴奏つき、バイオリンからピアノに瞬時に切り替わったので、演奏者が二人いたのかと思わず画面から眼を離すと、片手でバイオリンを握り片手で鍵盤を叩いていたので、感心した。撮影はムルナウやラング作品でおなじみカール・フロイント。展開についてはマッチポンプという言葉を思い出した。さてこんな感じでどうでしょう?


先述したチョイ悪オヤジはこの日もいて、先日はその声だけが轟いて来て御姿は拝見していなかったのだが、見たらオヤジではなくジジイだった。爺様この日は「『単騎、千里を走る』見て来たけど、駄作だった、ひど〜い駄作だった」と吼えていらした。おかげで見る気なかったんだが、チョイ見たくなった。