藍より青く

フィルムセンター小ホール 15:00 約130名 オトコ8:オンナ2


110周年だからという訳ではないのだが、なぜか松竹出身監督づいてて、
本日は<松竹映画探索1960−1970年代>より森崎東監督『藍よりも青く』(73年)。


冒頭埠頭よりフンドシ姿の男たちが海へ飛び込むところからグイグイ引き込まれる。
言っちゃなんだが出来事じたいはありふれてすらいるのだが、
未収拾のまま事件が折り重なって進行していく展開、というより<つなぎ>の見事さは、
原作:山田太一よりも森崎タッチによるものと思われ(脚本は熊谷勲と森崎東)、
94分の作品なのに濃密な食後感が残る、実にオススメ作品でした。
次回は3月24日、平日(金曜)昼間(14時)の上映です。


ところで今回の特集のチラシ及びHPには「松坂慶子の初主演作」とあるのだが、
それは『夜の診察室』(大映・71年)ではないのでしょうか?
まさか<松竹での>初主演作って意味じゃないだろうし…。
今度フィルムセンターに行ったら質問してみよう。