緊急アッピール!

本日は映画美学校上映講座3期生の修了パーティだったので、
のこのこ表参道へ出向き、がぶがぶ酒を呑む(しっかりカネとられた)。


巷間あまり知られている様子はないが昨年3月にユーロのレイトで行われた大森南朋特集と、アテネ・フランセのアラブ特集が2期生の修了企画(お客さんは結構入ってました!)。
1期生は立ち上げでそんな介護制度は確立されていなかったので、私たちが勝手にやったのでした。


3期生の企画内容もユーロ、アテネ・フランセで行われるものそれぞれ伺ったのだが、
ここで発表するのはさすがに勇み足なのでいずれお伝え致します。
8月頃上映されるようなのでお楽しみに。


さてその時に得た情報で、金沢シネモンドが何やら危機に瀕しているようで署名を募っているそうです。
http://www.kanazawa-comcine.com/signature/beg.html
http://www.kanazawa-comcine.com/signature/index.html
そもそも上映講座自体、コミュニティシネマという概念から創設されたものなのですが、
「コミュニティシネマ=公設民営映画館」と大胆な定義づけをしたのは日本では金沢が初のはず。


こちらの代表土肥悦子さま、元ユーロスペースの方でイラン映画特集などに尽力されてました。割と最近、元ボスに噛みつくの図を拝見したことがあるのですが、それはそれは楽しい光景でした。上映者としては腑に落ちない点もあるのですが、気迫に押され私は署名いたしました。


これは金沢だけの問題に留まりません。東京以外の地方都市はどこも直面している事態です。更に東京(近郊)在住だから安心というわけにも行かない。


メジャー以外の映画に高校生までに(できれば小学生のうちに)、
ある程度触れていないと受容能力は身につきません。残酷ですが例外は僅かです。
続々と上京してくる若者たちにそうした能力ならびに関心がないのであれば、
必然的に観客層は高齢化し、パイは減少する一方です。


「どうしてあの傑作が!」→未公開や長らく公開待機、
おわかりでしょうか、実はこうした状況は東京にも及んでいるのです。
以上、上映講座初級篇でした。