すべてはここから始まった

シネ・アミューズ 23:30 約140名 オトコ6:オンナ4 若かった


偽装したところですぐバレるに決まっているので今のうちに告白しておくが数年前まで私は、自主映画なんてビンボーくさいもの見てられっか! キレイな女の人出て来ないし。という人間でありました。ひとは変われるものです。この日のオールナイトは自主映画5本立て。長崎俊一監督『闇打つ心臓』、大森一樹監督『暗くなるまで待てない』、山川直人監督『100%の女の子』、石井聰互監督『シャッフル』、山本政志監督『闇のカーニバル』。もしやと思って前売り券を購入していたのですが、やはり若者たちで超満員でありました。


各作品については言いたいことがありすぎるので止めておきます。
DVDで発売されている作品もあるのだが著作権の関係で使用楽曲を差し替えており、画像はDVDの方がきれいなのだがあえて今回はオリジナルの16㎜で上映された作品もありました。これは司会進行を務めたスローラーナー越川道夫氏が述べられた訳ではなく、喫煙コーナーで偶然私が耳にしてしまった話です。


あと8㎜カメラ4台が4千円という格安料金で販売されていました。これは調整してないので修理代に5万円くらいかかると思いますと越川氏が断ったにも関らず、機種を確認する間もなく早々に完売していました。


『シャッフル』、『闇のカーニバル』には映画学校では教え得ないものが映っていたなぁと私がボンヤリしたコメントを述べると、でも映画美学校の立ち上げは黒沢清塩田明彦ではなく、黒沢清と石井聰互が予定されていたんですよと、これは越川氏でなく若い友人に教わりました。


この日記、4月2日に記しているが開映したのはエイプリールフールで、同時刻よりポレポレ東中野手塚眞林海象山本政志の三人会、自主映画3本立てのオールナイト上映があったという嘘としか思えないバッティング振りを見せていたが、ポレポレさんは動員的に大苦戦だったと、これはそれほど若くない友人に教わる。