闇打つ心臓

シネ・アミューズ赤 21:10 約120名 オトコ5:オンナ5 若い


23年振りにリメイクされた長崎俊一監督『闇打つ心臓』ですが、
フェイク・ドキュメンタリーの傑作というばかりでなく、何とも言い難く残ります。
私は我が子を殺すという夢を見て実に魘されました、配偶者もいないんですが。
8㎜版を観ていなくても支障はないので、こちらも是非ご覧下さい。


さて千円均一の日だというのに、諏訪敦彦矢崎仁司長崎俊一の3監督に、
オフィス・シロウズ佐々木史郎氏による司会のトークショー付という大盤振る舞い。
そのためもあって客席は若い人でほぼ満席でした。
寡黙ながら矢崎氏は新作『ストロベリー ショートケイクス』の宣伝をし、
諏訪氏は日本で公開されるか不明という『Un couple parfait』についてと、
長崎作品のタイトルはとにかくカッコイイという話をされました。
(自主時代では『貘をぶっ殺せ』、『造花の枯れる季節』、『ユキがロックを棄てた夏』、
『ハッピーストリート裏』、『シナリオ・山口百恵背信』などですか、意義ナシ!)
長崎監督本人は制作過程ではどうしても当初とはズレが生じるが、
それこそが面白い、といったことを話されていました。


ところでロビーにはまたしても8㎜カメラ(スーパー8)が3台展示販売されていました。
しかも「ジャンク品につき動作環境保証なし。返品不可」のキャプション付。
ジャンク品ってご無体な。もっと他に表現の仕様はなかったのでしょうか。
オールナイトイヴェントで完売したのがクレーム返却されたのね、と穿っておきます。