ニュー・ワールド

新宿東急 15:50 約90名 オトコ5:オンナ5 カップル多し


テレンス・マリック監督『ニュー・ワールド』、かなり好評の様子です。
撮影が見事なのは判るんですが、私はノれませんでした。
異文化(思想)交流というテーマからどうしても先日の『夜よ、こんにちは』と比較してしまうのですが、こちらには図式から溢れ出る力を感じ取れなかったのです。


過剰を目の当たりにして動揺したのではなく、ズレに対して単に違和感を覚えました。
オトコの手前勝手な論理で事が進められていく、という以前に1600年代に現代の恋愛感覚を持ち込んでいるのは脚本の失敗、コリン・ファレルに自制とか禁欲を求めるのはキャスティング・ミスとしか思えないのですが、テレンス・マリックは何を企んでいたのでしょう?