剣難女難 第二・一部

シネマヴェーラ 17:50 約50名 オトコ8:オンナ2


物事には順序というものがある、というテーゼをこの年齢になっても良く理解しておらず、
次郎長三国志』のようにどこから見ても構わないだろうと甘く考え、
『剣難女難 第一部 女心流転の巻』からではなく『第二部 剣光流星の巻』から見たら、
人間関係を飲み込むのにやたら苦労してしまい、第一部を観てこんなムチャな設定だったのかと驚愕すると同時に後悔した。


しかしゴールデンウィークにして加藤泰作品でもなかなか観る機会のない2本立てながら、
この数字はちと寂しい。相変わらず女性率が低いのはもっと寂しい。
建物内禁煙なので休憩時間に一階まで降りてタバコを吸っていると、「あ、ユーロってこんなとこに移ったんだ」と会話しながら女子二人組が坂を上っていったので、コアな映画好き以外に浸透していくのは時間がかかるということですね。
物事には順序がある上に、なかなか進行していかないということを痛感させられる今日この頃で、私の人生残り時間で間に合うのか? とても不安であります。