五番町夕霧楼

三百人劇場 17:30 約70名 オトコ8:オンナ2 年齢層高し


直前に夕立があったというのに結構入っていました、三百人劇場田坂具隆監督『五番町夕霧楼』。年齢層高く男性客が中心で、お目当ては佐久間良子かと推察されますが、これがまた超絶的に美しく、この層に独占させておくのはもったいないです。28日(日)11:00にまた上映されますのでぜひどうぞ。


監督特集ですが、昨年11月に亡くなられた脚本の鈴木尚之(他作品に『沓掛時次郎 遊侠一匹』、『飢餓海峡』など。「追悼芸術」じゃなくて「映画芸術」最新号をご参照下さい)、撮影・飯村隆彦、照明・川崎保之丞、美術・森幹夫など各氏の腕前素晴らしく、東映東京撮影所の力量を感じさせられました。


「小品ながら無声映画時代からライト・コメディという系譜を持つ田坂の最高作とされる映画センスあふれる逸品」とチラシにある『爆音』!(39年・日活)を見逃してしまったのが実に悔やまれます。