新宿ゴールデン街劇場学生映画祭2006

eigahitokw2006-06-10


18:15 約60名 オトコ6:オンナ4


明日の上映会大入りを祈願して宮崎あおい様詣をしようと思っていたのだが、二日酔いのため立ち上がることが出来ず断念。
最近法政大学シアターゼロが映画団体協議会なる、お堅い名前の団体に吸収合併されたという話などを聞き、山川直人氏が率いてた名門(?)早大シネ研もすでになくなった様子で学生映画が現在どうなっているのか気になっていた。雑誌「ぴあ」には載っていないが朝日新聞で知った「新宿ゴールデン街劇場学生映画祭2006」に這ってゆく。


「学生映画祭」と題してはいるが今回は早稲田大学が中心。問い合わせ先に電話するも繋がらず、どうせ作品名聞いたところで何が判るわけではないのでタイムテーブルも確認せずに6時過ぎに到着。入り口がどこにあるのか判りづらく雨の日は受付が厳しそうな造りだが、「ジャッカル」と呼ばれていた受付娘は名前に反してキュートでした。
勝手にフラットな構造を予想していたが階段状に座席が配置されていてなかなか見やすい。ただし座席は腰下部までしか背もたれのないベンチ、隣客との境もないので長時間はつらいかも。キャパは適度なのは40名くらいまで、この日のように詰めれば60名まではいける。運営に関しては失礼ながら期待していなかったのだが、空いている席にスタッフが案内してくれたし、上映前のアナウンス、上映後の監督挨拶とキチンとしていて感心いたしました。


これまた勝手に20分くらいの作品を3本くらいみるつもりでいたのが、ぶち当たったのは80分ある『どーどーそらら』(草野翔吾監督)。この作品にてこの日の上映終了につき他作品との比較が出来ないので撮影・照明・録音・演出など技術面のコメントは致しません。2001年の9・11と絡めてプロペラ機のある公園での高校時代、そして数年後の同窓パーティーを通して描く青春群像劇という構え大きく、着想は良いと思う。ただし編集は80分という長尺に相応しいリズムだったとは思えない。判りやすいことが恥や恐怖と感じる年代なのかも知れないが、ここは堂々と振舞って欲しかった。


ところで新宿ゴールデン劇場、フィルム映写機がないのは残念だが使用料金が安いし、売上げの半額を納めればいいというプランBまで用意されている親切さに感嘆する。この劇場に敬意を表し、以後ぴあを買わないことにする。どうせ映画情報誌として何の役にも立たないし。元々「Sister亜里華の星に願いを」しかちゃんと読んでなかったし。立ち読みで充分だし。