男だったら&山猫リュシカ

有楽町朝日ホール 17:30 約450名 オトコ6:オンナ4


やはり作品は素晴らしかった。
サイレントで大ウソが成立してしまうのは、無声であることが寄与している。
簡素な仮面をつけただけで(『陽気な監獄』)、あるいは男装しただけで(『男だったら』)、自分を良く知る相手と幾ら会話を交わしても正体はバレない、ということもまあ受け入れられる。これに対してトーキーは、例えば『初恋』での宮崎あおい(くっそ高岡蒼甫め〜)が白バイ警官に扮して現金輸送車に停車を求めて声をかけるというのは、やはり受け入れ難い、といった具合ですね。


どうも若い方はサイレントを食わず嫌いしているように感じるのですが、もったいないな〜とイイ大人は思います。