100万ドルを抱いて死ね!(ホテトル天使・恥辱の罠)

アテネ・フランセ文化センター 18:30 約80名 オトコ8:オンナ2


 楽しみにしていた『100万ドルを抱いて死ね!(ホテトル天使・恥辱の罠)』。
ビデオ上映でかなり画質が悪かったのは残念。トーク井土紀州氏が本当は『パンツの穴 キラキラ星みつけた!』を上映したかったのだが許可が下りなかったこと、上映作品についてはプリントがジャンクされてしまったことに対して憤っていた。


 トークでは鎮西尚一氏(57年生まれ)・高橋洋氏(59年生まれ)は70年代の内面を描いた邦画(『青春の蹉跌』(74年)、『青春の殺人者』(76年)など!)に対する反発としてポストモダンと評されたりもする表層的な映画をつくったのだが、68年生まれの井土氏は、その表層性に反発を感じると述べられていた。


 ところで上映会後の打ち上げに参加させてもらったのだが、そこで鎮西作品の脚本を担当された方から、実はきちんと内面を描いてくれという要請を当時鎮西氏から受けていたとの証言が飛び出す。トークでは色々制限があって本当に面白い話、ヤバイ話は聞けないもの。19日の上映会「夏祭@映美」では皆様、特に映画作りを志す若い方、どうぞ打ち上げまでご参加下さい。