火の馬

eigahitokw2006-08-13


三百人劇場 13:30 約180名 オトコ6:オンナ4


 前日「アルメニア・フィルム・セレクション」での『ざくろの色』の上映に間に合わなかったのが何とも口惜しく、三百人劇場ソビエト映画回顧展06」よりセルゲイ・パラジャーノフ監督『火の馬』。以前行われた改装のため、固定席は三百ではなく二百ちょっとだそうだが、それが8割方埋まっていた。これも先日までシャンテシネで行われていたBOW30も予約が必要なほどに盛況だったらしい。


 15年ぶりの再見となる『火の馬』は、こんな呪われたホラー映画とは記憶していなかったので実に新鮮だった。当時からしても20年以上前に作られたこんな作品を3ヶ月もレイトショー上映していた(こちら参照)とは現在からすると信じ難い状況だと思う。しかしその信じ難い時代の体験が私のベースとなっていたので、畏友C言うところの昨今の「底の抜けた状態」に戸惑いを感じていた。東京に限ればこれは寿ぐべき事態なのかもしれない。どうやらウチの上映会も方針転換すべきところへ差し掛かっているようだ。