トークショーご報告

eigahitokw2006-08-27


 各種忙しさにかまけて「夏祭@映美」ご報告を怠っていたら、コチラでプチレポートがあげられていてビックリ&感謝。西山洋市監督『死なば諸共』上映が1週間後、井川耕一郎監督『西みがき』が2週間後に迫っていてコチラに作品紹介がアップされておりました。


 詳細にトークショーの内容をお伝えするのも、折角足を運んで戴いたお客様に失礼だと思うので極めて断片的にお伝えすることにします。
 万田邦敏監督は11月25日より公開される『ありがとう』の後、『接吻』(出演:小池栄子 豊川悦司 仲村トオル)もすでに撮影終了しており現在編集中とのこと。
 植岡喜晴監督はその『ありがとう』の製作費が何度か変動したものの、おそらく5億くらいという話を聞き、何で関西出身の自分に撮らせないのか? と突っ込みを入れ、大いに会場を盛り上げて戴きました。
 

 西山洋市監督には最新作の『死なば諸共』は18分とはいえ製作費が一万分の一の5万円だと更に追い撃ちをかけて戴きました。予告編上映も『ありがとう』=7分に対し30秒ほど。だからと言う訳ではないのですが『INAZUMA稲妻』に引き続き脚本を担当された片桐絵梨子さんにも登場戴きました。
 井川耕一郎監督『寝耳に水』は脚本に受講生が関わっておらず、独特の世界かつ人物の絡みが濃い作品なので20代の受講生では厳しかったのだろうと思っていたら、当時37,8歳だった井川氏より年上の受講生も何人か存在していた、更に年少では10代の予備校生もいたという幅の広さに驚きました。
 

 会場には『月へ行く』と『桶屋』に出演された宮田亜紀さんもいらして下さり、この2本が映画初出演ながら本当に同時進行だったため、どちらもデビュー作であるとお話されました。更に植岡、西山、万田(『続夫婦刑事2』)そして高橋洋(『ソドムの市』)の四監督の演出スタイルの違いについて述べて戴いたのですが、上記の理由によりここには記しません、悪しからず。


 観客の方より厳しい意見が寄せられたことは記しておきます。そのことは作品プログラマートークショー進行役、及び上映責任者としてキチンと受け止めます。今後ウチの主催上映会の予定としては10月にダグラス・サーク監督作品、12月末に傑作選です。傑作選は映画美学校という枠を徐々に外そうと思っています。ある日唐突に出品依頼をするかも知れませんので、自主映画作家の方ご協力何卒よろしくお願いします。


 今一度ご来場戴いた皆様、そしてご協力戴いた方々、本当にありがとうございました。打ち上げの席で宮田亜紀さんの隣に座ってお話が出来たことを心の支えにこれからも頑張っていく所存ですので、なにとぞよろしくお願いいたします。