映画美学校映画祭2006

映画美学校 13:40 Bプロ→40名 Cプロ→30名 Dプロ→110名
オトコ6:オンナ4


 さて映画美学校映画祭2日目。Aプロは別の機会に見ていたのでBプロから。
『サンドラブロックスのフェイク/人生』の千浦僚氏篇が素晴らしかった。両親が離婚してしまった男が、今まで名乗っていた父の姓ではなく母の姓を受け継ぐことになる顛末を描いた作品なのだが、そのことを父に告げるシーンを、友人に演じてもらって再現しているところが秀逸。この題材にしてユーモアを失わない点、および「今後再上映はしません」というチラシのクレジットに自主映画ならではの矜持を感じた。


 駆け足で申し訳ないがDプロの西山洋市監督『死なば諸共』。期待が大きいと往々にして外されるものだが、遥かに上回ってくれた。『INAZUMA稲妻』では男女が性行為ではなく斬り合いによってお互いの愛憎を確認していたが、今回は更なる位相に進んでいる。西山朱子さんが震えるほど美しかった。再上映されてひとりでも多くの人に見られることを願う。


 さて木曜から札幌へ行き、コミュニティシネマ会議なるものに出席して参ります。久しぶりに温泉なるものにも浸かって参ります。マメな性格ではないので、ご報告は週明けになるでしょう、それでは!