火打ち箱

それよりこの日、本当に衝撃的だったのは高野文子さんの(とあえて言ってしまうが)新刊『火打ち箱』が紀伊国屋本館にも下北沢ヴィレッジ・ヴァンガードにも置いてなかったこと。本館ではすでに返本してしまった(第一刷=9月22日なのに!)が南館ならあると言われ辛うじてゲット。私の情報が遅いと言われればそれまでだが、昨今の本の流通事情ってこんなもんなんですか?


 ともかく。不可能と思われていた領域に「あら、あたしそれやりたい」と軽やかに踏み込み、ゴミ箱にブッ刺した木刀にクリップで留めた150Wが照明(スタンド)という、自主映画も真っ青のローテックぶり+極めてシンプルな方法で、恐るべき高みまで到達してしまった高野文子さんに震撼して欲しい。これじゃ何を言っているのか判らないと思うのでコチラの方の紹介文読んで下さいね。この際短編『おりがみでツルを折ろう』が所収されている「AERA COMIC ニッポンのマンガ」は立ち読みでも良し!足を棒にふる必要もなし、このブログはアフィリエイトはやっていないので騙されたと思う必要もなし、『火打ち箱』断固買うべし!

火打ち箱 (こんなアンデルセン知ってた?)

火打ち箱 (こんなアンデルセン知ってた?)