孔雀 我が家の風景

渋谷Q-AXシネマ1 15:40 約25名 オトコ6:オンナ4


 昨年11月にNHKアジア・フィルム・フェスティバルで観てオススメしておいたのだが、友人よりガラガラとの報告を受け、行ってみたら土曜だというのに客席1割程度しか埋まっていませんでした。


 ル・シネマや岩波ホールで公開すればお客さんはもっと入るだろうにQ-AX?(追記参照) 若い世代に観て欲しいということなのかとも思うが、宣伝文句に「文革」やさだまさし持ち出したりと私にはその戦略意図が見えません。配給はキネティックにアルゴ・ピクチャーズ


 フェルメールみたいなスカしたメイン画像ではチャン・チンチュー様の魅力が伝わらないと思うのでコチラ張っておきます。確かにこんな女性が俳優科ではなく監督科にいる中央戯劇学院(北京)は心底ウラヤマシイ。また女優としてもこれほどの運動神経を誇っているのは世界的にも稀だと思う。けれどチャン・チンチュー可愛さに『孔雀』をオススメするのではありません。


 確かにこの作品には美もあるし豊かな叙情もある。そんなことどーでもよろし。日頃セレブなファッションに身を包んでいるため誤解を受けやすいのだが、私はれっきとしたブルーカラーなのだ。労働がキチンと描かれているから。「オトコとオンナの映画秘湯」が断固この作品を支持するのはこのことによる。職場の人間アホばっかとお嘆きのアナタにぜひ観て欲しい。


 賭け金も積まずに推奨はしない。4月22日(日)のダグラス・サーク上映会に『孔雀』の半券お持ちの方は100円割引します。セコイけどね、キネティックやアルゴから補填金がある訳じゃなし、次回は赤字覚悟のバクチなんだから、このくらいで勘弁しといて。早く行かないといつ打ち切りになってもおかしくないぞ〜、急げ!


<追記>配給のキネティックと劇場のQ-AXは同じレントラックジャパングループなので当然の組み合わせでした。失礼致しました。