シネセゾン渋谷 16:30 約60名 オトコ6:オンナ4 若者多し


 拙宅からは新宿武蔵野館の方が近いし、株主優待券も800円で売られていたのだが、混んでるそうだしスクリーンも小さいのでシネセゾン渋谷にて黒沢清監督『叫』


 黒沢清監督ファンでなくともちゃんと楽しめる作品になっているのはさすが一瀬隆重プロデューサー。ちゃんとした評を書く能力も時間もないのでそこからは逃げますが一点だけ。警察医務官(カウンセラー)のオダギリジョー(実年齢31歳)が役所広司刑事(実年齢51歳)にむかってタメ口だったり、自分が殺した恋人の母親に平気で無心に行くところなどの、スーパーフラットというか無頓着ぶりが怖かったです。これは葉月里緒奈の相手の立場一切考慮せずの無境界性に通じているわけで、世界はすでにゾンビ化しているってことですね。決して楽じゃないけど、それなりに楽しいな。