プロ稲:大阪第一夜

プラネットプラスワン 19:00&20:30 計18名 オトコ7:オンナ3


舞台挨拶のため、高速バスで来る西山監督をステーションで待っていたのだが、到着予定の18:10を過ぎても来ない…。連絡すると「渋滞して遅れてるから先行ってて」。黒でバッチリ決めてくれた宮田亜紀さんと二人、タクシーで劇場に向かう。JR大阪駅・地下鉄梅田駅から歩いても15分くらいのロケーションなのだが、高いビルが林立しているわけではなく、こちらもやはり繁華街という雰囲気ではない。現在は資料図書館となっている建物から一年前くらいに移転したとのことで、1階はカフェ(喫茶店ではなく)の2階が劇場。


自主映画の監督もされている女性スタッフ、神農(かみの)さんに案内されプラネットプラスワン代表の富岡邦彦さんとご対面。富岡さんは黒沢清監督『地獄の警備員』で共同脚本を書かれた方。CO2というインディペンデント映画の制作支援をする活動団体を組織した人で、なにわのロジャー・コーマンと呼ばれたりしています。ご挨拶もそこそこに西山監督が間に合わなかった場合の善後策を練っていると、汗だくでの監督登場! 


ひとの心配をヨソにちゃっかり車内でコメントを練ってきた様子で、東京の時より断然なめらか。大阪がホームの宮田亜紀さんも落ち着いたもので、花束もらったりしていました。上映後にQ&Aも行い、まずまずの盛り上がり、観客の皆様には満足して戴けたのではないでしょうか。


打ち上げの席では富岡さんより色々と興味深いお話を伺う。富岡さんが西山さんに、自主で撮られた16mm作品『エルヴィスの娘』が観たいとリクエストしたのだが、監督本人にもプリントの行方が判らないとのこと。七里圭監督より「あれは傑作!」とウルトラプッシュを受けている8mm作品『信じかたを教えて』(松本伊代の歌から採ったタイトルだそうです)も行方知れずだそうなので、このブログをお読みの方で在り処をご存知の方がいらっしゃったら御一報下さいまし。


ともかく。僅か一週間の公開なので関西圏の皆様、プラネットプラスワンに慌てて駆けつけて下さい!