子連れ狼 三途の川の乳母車

eigahitokw2008-01-21


ラピュタ阿佐ヶ谷 21:00 約20名 オトコ7:オンナ3


みなさん、こんばんは。
日記を書くのをサボっていた訳ではなく、ここ一週間ばかり風邪をひいています。


次郎長三国志』シリーズはシネマヴェーラ渋谷の定番プログラムに育つ(育てる)べきプログラムなのでフィルムセンターでの鑑賞はボイコットすることに決めていました。そのこと(=しばらくゆっくりできる)による心の緩みなのか、どちらかからの呪いなのか原因は分かりません。


ということで深作欣二監督ではなく佐々木夫妻の「仁義なき戦い」など見ながら、珍しくも断酒までしてみたが何ら改善の兆しも見られず。方針転換してご近所からリハビリを始めました。


作品(72年)の肝は間・距離感であったと思います。初めは21世紀の現在からすると間延びして見えるのかと思っていたのだが違う。例えば岸田森が末弟の護送請負三兄弟、彼らが身に付けた必殺道具、見た目は禍々しいが射程距離として明らかに不利。職人監督=マイスターたる三隅研次がその測量を間違えるはずもなく、柳生一族に属する松尾嘉代の変調ぶり、シリーズものとしての宿命も併せて、覚悟の上の間・違いの厳粛さが曝されている。身体部位の離脱に関しても場、間・違いに賭けられていると感じました。


間違いならオイラに任せておけ! 勿論この文章を書きながらアルコールがっつり飲んでます。
こんなことしてると丁度土曜日辺りにブリ返しが来そうだが、まあ仕方あるまいね。