乙女ごゝろ三人姉妹
アテネ・フランセ文化センター 19:00 約40名 オトコ6:オンナ4
アテネ・フランセの特集、「溝口健二と成瀬巳喜男」より。
それぞれ恵比寿ガーデンプレイス、フィルムセンター、新文芸坐で特集が組まれていたし、成瀬に関しては25日までキネカ大森でやっていたので、上映ラインナップには魅力を感じない。
むしろアテネにはそこでしか見られない作品の上映をすら望んでしまう。
今回の特集の意義は両監督作品を並行して上映することよりも、おそらく開かれた不特定多数を前にして講演することが初めてと思われる批評家・研究者が数名おり、彼らのデビューに立会い、また彼らが研磨される場を設けていることにあるのだろう。
その意味から初日に駆けつけなければならなかったのだが、仕事につき無理でした、残念。
作品については、先日観た井上梅次監督『踊りたい夜』もこの翻案であったのかと感じたが、原作が川端康成の『浅草の姉妹』。
最近めっきり新作に疎くなっているのだが、この『浅草の姉妹』を含む川端康成原作の4作品が東京藝大の方々に映画化されたそうで、26日からユーロスペースでレイトショー公開される『夕映え少女』だそうな。寒いとか言ってられない夜が続く。