つまらないわたしのどうでもいい物語&笑い虫

ポレポレ東中野 21:00 約50名 オトコ7:オンナ3


堀禎一監督『笑い虫』は力作であった。
ピンク映画では予算的にプロレスのファイティングシーンを撮るのは難しいだろうと、高を括ったコチラの予測を軽々越え、そうかその手があったかと膝を打たせる。
『笑い虫』とは「泣き虫」の反対語なのだろうが非・常用語である。作品は日常として倦怠期を迎えている二組の中年夫婦の物語なのだが、反転して観る者に力を与えてくれる。
人を殺した男がその後風呂場で何をするのか、ぜひ観て欲しい。


映画館(特に一般劇場)で上映されることはあまりないと思うが、アラレもないタイトルでDVDが発売されているのでどうぞ(コチラ参照)。


佐藤吏監督『つまらないわたしのどうでもいい物語』はタイトル通り実に通俗的なのだが、まあ楽しめました。