反逆児

eigahitokw2008-03-29


神保町シアター 15:30 約60名 オトコ3:オンナ7 高齢者多し


昨年7月のオープニング上映『少年』(大島渚監督)に映写トラブルがあり、それ以来となる神保町シアター。どんなものかと思っていたが、客層は女性率の高いフィルムセンターというか敷居の低い岩波ホールといった感じ。入りもまずまずだったが、これは平日にも行ってみないと何とも言えない。


これまでは休映期間が長かった(コチラご参照)のだが、08年に入ってからは本格始動し、常時上映を行う模様(4月上旬からは木下恵介特集)。そうなると都内各名画座の個性の打ち出し方にも影響を与えそうで楽しみ。


「時代劇、罷通る!」特集の伊藤大輔監督『反逆児』は徳川家康の三男信康が主人公で、女たちの深すぎる愛憎と男たちの主従関係のしがらみにずぶずぶと絡み取られ、反逆を果たすことなく沈み込むのだが、場内は涙に包まれたのでありました。画像の服部半蔵は信康の幼少からのお供だが、この作品中では死にません。